ブログを週2で書いてみます

だんだん元気になってきた今日この頃、なんとか10時から16時頃まで仕事が可能になってきた。勤務日も、週4も珍しくなくなった(事務や会議中心。面談等の支援はまだです)。脳卒中(僕は脳出血だが、脳梗塞やくも膜下出血を総してこう呼ばれる)になってから、性格のほうも以前よりさらにオープンでポジティブになってきたような気がしており、よい意味で「いい加減」にもなってきた。
以前の僕は、何事にも細かくて、若干というかモロ強迫的なところがあって、まあそれはそれは几帳面だった。ジェンダー別でいうと、だいたい男ジェンダーは細かいけれども、僕は輪をかけて細かい男ジェンダーだった。こんな性格の男が団体のリーダーになってしまうと、スタッフのとりこぼしが妙に気になってしまい、でも怒ったり叱ったりするといまどきのスタッフはついてこないといろんな本に書いてあるので、ぐっと我慢し、一人夜に事務所で仕事したり一人家で仕事したりと、一人忍耐を重ねていたのだった。その結果かどうか知らないがプラッツの経営は何とか安定してきたものの(いやいや経営安定はスタッフ全員のおかげです)、代わりに僕が倒れた。

これではいかん。いかんというか、もう倒れてしまったので後の祭りだが、ものすごーくラッキーなことに身体的後遺症はなかった(脳自体のスタミナは全然ないが)。身体的後遺症のなさに感謝しつつ、せっかくだからこの機会に「細かい僕」はやめることにした。
細かくフォローするのに慣れきっているので最初はついつい手を出してしまいそうになったのだけれども、よく考えれば僕不在の時でもきちんとプラッツは運営されていたのだし、ここは優秀なスタッフを全面信頼し、細かいことにまで目を配るのはやめた。スタッフからすると、細かい僕に慣れているところがあるので「やめた」と言われれば戸惑うかもしれないけれども、まあとにかくやめた。
当ブログでも実名で登場するさいろ社の松本君の口癖は、「ストレスをもたないことが最優先」だ。たしかに、細かいことを気にせず、多少の軋轢もすいすい流してどーんと構えている人は健康だ。聖路加の日野原先生なんか、もしかするとご注意ご欠陥症的匂いもプンプンするものの(それも才能です)、とにかくどーんと構えていつもニコッと笑って毎日1300キロカロリーのみを食べ続け、わりと仕事しながら99才にしてお元気だ。
とにかく細かいのはダメ。男ジェンダーはだいたいすべてに細かいと書いたけれども、だから男ジェンダーは寿命が短いのではと僕は疑っている。すべてに気がついてしまう→それらをこなせずストレスがたまる→酒や煙草で紛らわす→到底紛らわすことなどできずさらに細かいことに気づいてしまう→そして酒、という悪循環に陥ってしまうのだ、男ジェンダーというものは。倒れる前の僕はたぶん、そうだった。

だから僕は、これからはドーンと構えていきます。でも、ドーンと構えながら実はストレスがたまっていくことも考えられるので、このブログを週2にすることにした。ありがたいことに、文章は僕の血圧を上げない。さらに、文章を書くのは僕とっては楽しい。そして、今回はこんなエッセイ風だが、いつものような社会問題風臨床哲学的論文風エッセイは、僕にとって、よいリハビリになる。
というわけで、これまでのようなテーマ(現場、最前線、システム等)も掘り下げつつ、今回のようなエッセイ、さらに、今年度から僕は(リハビリを兼ねて)プラッツの広報担当になったので今時の広報話題(つまりはネットを通した広報テクですね!)もとりあげることにする。となると、週一ではとても書ききれなくなってくるから、週2で書いてみることにします。身体に無理ないようすすめますので、応援の程、よろしくお願いします。★

追.ブログに著者近影写真載せてみました。サイズ調整できなーい……