イノベーションこそ、評論ではなく行なうもの

いつの間にか当ブログから「隔日刊」が消え、さっきレイアウトを最新版に変えてみた。20代の頃に編集仕事をしていたせいか、どうもこの手の「レイアウト系」が僕は好きで、どこまでが趣味でどこからが仕事かわからない。今日は日曜なのだけれども、朝からこつこつパソコンをいじる作業がどうも楽しくて仕方がない。

もちろんこのような作業は自宅で行なっており、僕がもしNPO代表ではなく普通の職員であれば、休日のこのような作業は上司から怒られるところだろう。でも代表だからいつでもどこでも仕事してもそれほど問題でもないかなーというのと、これはほとんど僕の趣味(mac的ハードウェアの探求とgoogleやFacebook的最新ソフトウェアの探求)の領域であるということで、見逃してくださいな(これ以外の仕事はすべて職場でしています)。血圧も全然正常値だし。

自宅も、半年前に引っ越した2LDKのマンションが、そして人生の流れでこうなった的47才一人暮らしスタイルが楽しくって仕方がない。悩みは、この頃はあまりに自然のリズムで生きているせいか、腸の状態も完全に小学生時代に戻っており、ということはなぜか僕の場合、午後に便意を催すという変なリズムであって、なんだか今は腸のあたりがむずがゆいということくらいだ。

ブログをどう構成しなおしたかというと、タイトルの下に「書評」とか「NPO経営」等のラベルをつけてみた。
これら以外にも、この半年間のブログ執筆でソースはたくさんあるのだが、すべてラベルにしてもわかりにくい。当ブログの読者は、NPO関係者やひきこもり支援者がメインだと認識しているので、それらみなさんにとって少しでも有益な情報・アイデアになるようなものをタイトル下のラベルに並べてみた。
タイトル下のコピーに書いたように、これらソースからいくらでも「パクって」いただくことはフリーです。ただし、当ブログ名とアドレスはどこかにご記載くださいね。

最近流行りの「フリー」理論が当たっているのであれば、この方法が結局はプラッツ自体へのアクセス数(メール・HP閲覧・電話等すべて)を増やすことにつながるという。まあ、ああしたフリー理論は、普通の商品販売業に向けて書かれており支援業はアウトオブ想定だろうから、たぶんあまり直接的威力はないだろう。
でも僕は、ああした異分野というか市場の流行理論を異業種にも応用してみるという視点が好きなんですね。

このような業界の常識からはみ出る取り組みをいくつも積み重ねていくことが、結局は「イノベーション」につながることだと僕は思う。ひとことでいうと、「そんなの、支援と関係ないじゃないか」と「普通の支援者」が指摘しそうなことにこそ、イノベーションのヒントが隠されているということです。
思い出すと、僕のこれまでの人生は、そんな変なプチイノベーションと、結果オーライ的ラッキーさに支えられてきたように思う。そしてこれが肝心だが、現在の苦しむ青年たちにも、こうしたプチイノベーションと結果オーライ的ラッキーの恩恵を受けてほしい。そのためには、プチイノにつながるようなことをとにかく撃ち続けなければいけない。

そういうわけで、今回のラベルの中では「支援の提案」というのがこのプチイノベーションにつながる領域だ。ここに、最近言及している、「ニートが担う老人介護」系や「ハイティーンひきこもり」系をまとめてみた。
これらを、理論と実践両面から徐々に充実させていきたい。

そういえば、池田信夫さんが『イノベーションとは何か』という新刊を出したそうだから、今から買いに行こうかな。
池田さんも言うだけではなく自分でイノベートすればいいのに。そう思うのは僕だけか。
スポーツ好きがスポーツ観戦ではなくスポーツすることそのものを好むように、真のイノベーション好きは、イノベーション評論ではなくイノベーションそのものを行なう、と僕は思うなあ。
だから僕は、編集者をやめてNPO代表/支援者になった。イノベートそのものにはあまり成功したことがないが。★