2011年10月7日金曜日

FM大阪で収録してきた 10/8(土)24:30放送予定「コミスマ」

昨日は久しぶりにハードな1日だった。
午前中は豊中市の就労支援機関で、若者10名ほどとワーク。午後からブログを書いたあと休憩して、夜はナンバにあるFM大阪に行き、「コミスマ〜osaka communication smile」という番組の収録があった。

5年くらい前に僕は、伝説のネットラジオ「オールニートニッポン」(タイトルは〈笑〉だが、中身は超真面目)という番組に出たことがあるものの、あれはマンションの一室でこじんまりと収録されたものだった。
今回は、僕も中学生の頃から聞いているFM大阪という、まあ老舗FMでの収録であり、スタジオ風景も、当たり前だがザッツスタジオな感じで、なんかミョーにいい雰囲気なのであった。

司会というかパーソナリティーは松田陽子さんという方で、僕は今まで知らなかったが、病気等いろいろ経験されてきた関西では話題の人らしい。
その人の進行で、大阪府雇用推進室の山本恭一さんと僕が、ニートやひきこもりの問題を熱く語り関西の人たちに問題の大きさを伝えるという趣旨の番組だった。

はじめにミーティングがあると聞いていたから、よくあるシンポジウムの打ち合わせのように30分ほどみんなでトークのポイントを確認しあうのかなと思っていたら、いきなり松田さんはガラスの向こう側のスタジオに入って一人で収録し始め、僕ら(他に関係者が何人か来られた)はぼんやりそれを見つめつつ、やんわり中身を再確認するという状況になった(この日までに細かい進行の打ち合わせは終えている)。
そして、ではどうぞとスタジオに僕と山本さんが誘われ、大雑把なシナリオを最終確認したあと、もういきなり録音が始まった。

僕はここでもまったく緊張しなかった。故スティーブ・ジョブズが、(癌で)自分の死を常に意識するようになってから製品が次々と生まれてきた、というようなことを以前言っていたが、僕も大病を経て常時自分の生命の限界を意識するようになり、同時に緊張癖も神経症もどこかに消えていった。
次々と製品を生み出したジョブズと比べるだけでもおこがましいが、今の僕は、「若者を支援して日本の大問題を軽減し、日本を『問題解決国の先進国』とする、そこに少しでも貢献できればいい」という一念だけで生きている。こんなこと、自分で言うのも恥ずかしいのだけれども、本当にその一念だけで生きているので、その目標に関係あることをするのであればいつでも平常心でいることができる。

そんなわけで昨日もまったく緊張せず、松田さんのクレバーで暖かい進行のもと、僕は僕の言うべきことを言った。僕と同い年である大阪府の山本さんも、府のニート問題担当者として熱く語ってくれた。
府のサポステの報告書を元にした数字を列挙する山本さんと、僕の支援の現場からのトークは、言っていることは微妙にずれていたりするのではあるが、そのずれが、現状のリアルさを表現しており、結果としてよい番組になったと思う。

放送は、10/8(土)の深夜00:30。夜10:30には就寝してたっぷり「成長ホルモン」(その日消耗した身体をケアするホルモン)を自分の身体から分泌させなければいけない僕は、あっさりその時間までには寝るだろうが、余裕のある方は聞いてみてください。
それと、ラジカセがなくなった今、ラジオの録音ってどうするんだろうと、昨日関係者一同話し合っていたのだが、妙案は聞けなかった。ラジオハードディスク録音って、どうするんだろ。

著作権の事情で、ラジオ番組をそのままホームページに貼りつけてしまうのはマズイらしい。ラジオが生き残るにはこのあたりをむしろ柔軟にすべきだと僕は思うのだが。
各自がホームページに貼りつけることで、何回も番組が再生され、それが番組で使われた曲や放送局の宣伝になり、結局全体の売り上げにつながる。こうした「フリー」の経営戦略が、社会変革の苦手な我が国にはなかなか根づかない。

アメリカはジョブズのような変人(=イノベーター)が出現して社会を変革していくが、日本では、イノベーターは出る杭として叩かれ追い落とされ社会の慣習の継続が重視される(そして黒船か敗戦でイノベートされる)。
池田信夫さんによるとイノベーションとは新製品・新商品ではなく「システム変革」なので(『イノベーションとは何か』)、システムを作り変えるイノベーターの出現を許さない日本は、やはり長期的には世界の中の地味な一国になるだろう。
地味でも僕はいいが(まあその頃には僕は生きていれば70代だ)、社会の(中程度)福祉システムは維持していってほしい。そのためにはやはり社会を根底からいじる必要があり、そのためにはイノベーターの出現を社会は許さなければいけない。

まあイノベーターとかは昨日は一切話していません。愚直に、若者支援の必要性を僕は語りました。「成長ホルモン」分泌を気にしない方で余裕のある方は聞いてみてくださいね。★