船の形を変え違う流れに乗って〜今年もよろしくお願いします〜

みなさま、あけましておめでとうございます。

さて、僕はこの頃本当に思うのですが、我々は21世紀前半という「大きな時代の船」に同船している人たちです。
お互い、好き嫌いや個性というレベルを乗り越えて、今のこの時代にたまたま乗りあわせてしまった「同乗者」だと思います。

そして、一日本に限って見ただけでも、今のこの時代は、激しい変化にさらされている時代でもあります。それこそ100年単位レベルでの変化の時代であるということは誰も異論がないことでしょう。

そこに、我々は同じ船の客として乗りあわせてしまいました。

不思議なことに、我が国では、そうした激しい時代が来ることはとっくにわかっていながら、いざその時代が来てしまうと、そのことはなかったかのように振る舞う国でもあります。

そして、昨年までは何も決定できず、すべては少しずつ変化されつつも大枠では諸問題が先送りされてきました。
たぶん、今年もそうした流れは変わらないと思います。
大きなことは決定できず、集団の空気の中でゆっくりと物事が進んでいく、という流れです。

けれどもそろそろ、そのような流れに乗っているだけでは船が座礁するかもしれないポイントが近づいてきていると言われています。僕もそう思います。

我々がそのど真ん中にいる、子ども若者支援・教育の分野は、その座礁ポイントのど真ん中になる可能性を秘めているし、逆に、新しい流れをつくる起点になることができる分野でもあります。

僕は残念ながら、体力的な理由から、流れのど真ん中にいることはできなくなってしまいました。
でもそれなりにまた復活してはきています。

まずはみなさん、もうすでに座礁ポイントに突入してしまったことを確認し合いましょう。
そしてそのあと、座礁していく悲観論だけを語るのではなく、船の形を変え違う流れに乗り、別の幸福を見つけていく努力をしましょう。

我々にはそうした潜在的力があると思います。
そして、せっかく同じ時代の船に乗った者同士、競争し合いながらも互いにそれが役立つような結果を目指して進みましょう。

これは、支援団体、子ども/若者・保護者、協力協賛団体/企業すべてのみなさんに呼びかけるものでもあります。
こんな小さなブログではありますが、賛同された方は、各々の言葉で身近な方たちに語りかけてみてください。

同じ船に乗っていること自体、奇跡的なことだと僕は思います。チームワークと競争で、この難局を幸福へと変えていきましょう。★