現場・企画・管理・発信の4タイプ

おっと、前回のブログからまたまた1週間以上空いたような気が……。うーん、普通に仕事ができるようになると、病気時代は最大の仕事だったこのブログ更新が後回しになるなあ。

でも実は僕は、Facebookの中で「写真とショートエッセイ」みたいなスタイルで時々更新もしている。Facebookは仕事関係者のみ「友だち」とさせていただいているが、誰でも覗くことはできるらしい。興味ある方は、Facebookの会員になって、僕のヘボiPhone写真でも見てやってください。

そうやって写真を撮っていると、昔、友人の松本君とつくった出版社「さいろ社」で、毎日のようにあちこちで写真をとっては記事にしていた頃が懐かしい。
あの懐かしのコーナー「病院グルメ」(病院食堂をゲストの看護師さんと食べ歩きする)では、ゲストがうどんやカレーを食べてる姿を、超満員の病院食堂など気にせず、撮りまくっていたなあ。
そういえば「究極のくつろぎタイム」というコーナーでは、日頃忙しい看護師さんに「究極のくつろぎ」をご提供するため、毎月、全国中旅していたなあ。アニメアテレコ見学とかパラグライダー体験とかジェットコースターのはしごなんて毎月やってたもんなあ。
あれは僕が23〜25才の頃。

まあ、回想モードに浸っていても仕方がない。今回のタイトルは、働く人は結局この4タイプに種分けできるのでは、という最近の僕のアイデアを指している。ものすご〜くベタだけど、案外的をついているような。

「現場タイプ」とは、いわゆる「現場」で最前線の仕事をする人たち。青少年支援の「現場」でいえば、カウンセリングとか居場所支援とか就労支援とか、実際に子どもや若者といっしょになって活動するのが一番「合ってる」人たちのことを指す。

「企画タイプ」とは、その会社や団体が行なう仕事のコンテンツを作り出す人。具体的には、事業のアイデアを搾り出したり、広報のシステムを考えたり、スタッフシステムを編み出したりするのが一番「合ってる」人を指す。

「管理タイプ」とは、はい、文字通り、経営者的な人のことです。一番トップの経営者にいるということではなく、財務・組織・中長期計画を考えるのが一番「合ってる」人のことを指す。

「発信/アートタイプ」は、なかなか表現しにくいのだが、以上3つのレベルとは別の地平に立って、その会社や業界で起こっていることに対して分析・発言したり、時にはその業界が抱える問題を何らかの「作品」に仕上げたりするのが一番得意な人を指す。

僕は、さいろ社を作った頃は、たぶん「企画タイプ」を目指していて、それだけではダメだと30才前に考え「現場タイプ」を長年追求してきた。で、大きな病気を経てここ最近は「管理タイプ」を標榜してきたのだけれども、結局は自分がいずれにも当てはまらない気がしている。

実は20代の頃より、親しい友人たちからは、僕は「発信/アートタイプ」だから自覚したほうがいいと忠告されてきたのを最近よく思い出す。
自分が50才に近づき、もしかしてやっぱり自分は、発信/アートタイプかあ? マジぃ? と自問している。でもそろそろ、無理なく生きる方向性に着地する年頃なんだよなあ。自分の人生、健康に生きることができても、あと20年〜30年だし。

みなさんはどのタイプだろうか。ひとつ言えるのは、30才を越え始めて、この4タイプが徐々に明確化されてくるということです。確定するのはおそらく40才を過ぎた頃。20才くらいじゃわからないんだよなあ。★