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「自分新聞」ドーナツトーク版2013

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■自分新聞

Facebookの年末恒例のアプリに「自分新聞」というのがあって、クリックして2分ほど待っていると、その年の自分の記事からFacebookさんが適当に編集して「その人の1年」みたいな新聞が作成される。
たとえば僕であれば、今年はこんな「自分新聞」になった。




でも、あくまでFacebookが勝手に見繕ったものであって、おもしろいっちゃおもしろいが、「なんとなくビミョー」な感じでもある。 そこで、今年はドーナツトーク独立年でもあるし、自分で「ドーナツトーク自分新聞」を2つのブログ記事をリンクするかたちでつくってみた。
■4月 ドーナツトーク事務所開設+Yahoo!+もろもろお仕事+キックオフイベント!!
1〜3月は前職NPOの代表だったから割愛するとして、独立年最初の4月は、やはりこれだろう。 もろもろスタート!!(ちょっとタイトル変えました)
事務所開設やらそこを使っての「土曜日居場所(まのまカフェ)」やらYahoo!ブログやらたくさんあったが、実は、代表の僕と副代表(事務局長あらため)の辻田は、事務所をとにかく維持していかなければいけないので、それぞれができること(辻田であればPSW資格をいかした某自治体のスクールソーシャルワーカーのお仕事等)を「食べていくために」始めたのだった。
ここでは、これまでお付き合いのあったいくつかの法人の方々には本当にお世話になった。 あらためてあがとうございました。
■5月 大学非常勤講師を始める
人生で初めて、大学非常勤講師を始めたのが4月だったが(京都精華大学)、「こころと思想」という、社会人大学院生で臨床哲学を学んだものの専門性のあまりない僕にとっては毎週が綱渡りだったけれども、とにかく楽しかった。
100名前後常時学生さんが出席されていたことも刺激となり、古市憲寿氏を3週連続で取り上げたのをはじめ、フーコーの権力論やスピヴァクのサバルタン論、最後は鷲田清一先生の本まで好き勝手に取り上げ、好き勝手に論じてみた。
5月はYahoo!ブログのほうが、発達障がいと「ニュータイプ」という記事で、なんと90万アクセスまでいってしまった。以降、個人やその特徴の分析というよりは社会の分析に関心が移り、真面目に「階級社会」を論じていく契機ともなった。
■6月 住吉区で「子ども・若者育成支援事業」を行ないます
厳密には5月末からの事業だが、実質的には6月からこの事…

「ソーシャル・アントレプレナー型社会変革タイプ」とは何か〜「ビジョン→ミッション→戦略」という流れに忠実に

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■「行政補完タイプ」に修正

前回、早稲田大学で行なった講義の簡単な報告ブログを書いたが(早稲田大学にサードプレイスを)、そのなかで、あらためて「ソーシャルセクター」について言及してみた。
その作業を通じて、以前から課題だったソーシャルセクター分類(ソーシャルセクターの2分類4タイプ)のうち、「ソーシャル・アントレプレナー型・社会変革タイプ」について、その特徴が明確化できたので、ここに簡単にメモしておく。

その前に、上ソーシャルセクターの分類について少し修正したので訂正・記述しておく。
前回の分類中、「目の前の課題解決型・委託事業タイプ」を「行政補完タイプ」に訂正する。

委託事業は、目の前の課題解決型だろうがソーシャル・アントレプレナー型だろうが利用している。
委託事業を行なう際、以下に記すビジョンほかに則っているかどうかが両者を区別する基準になり、委託事業はそのための手段となる。

言い換えると、ソーシャル・アントレプレナー型のうち社会変革タイプは、委託事業はミッション貫徹のための「手段」にすぎないが、その他のタイプ(目の前の課題解決型2タイプとソーシャル・アントレプレナー型ベンチャータイプ)は「目的」となってしまうということだ。

分類に「委託事業」をもってくるとややこしくなるため、団体存続のために行政事業に依存せざるをえないという意味を込めて「行政補完タイプ」に言い換える。
早稲田での板書を貼り付けてみる。





■「理念」が苦手で、「戦略」が不要だった国、日本

これまでの課題は、以上のような分類はだいたい終わっていたものの、表中の「ソーシャル・アントレプレナー型・社会変革タイプ」をきちんと定義していなかったことだ。
今回、これをようやく説明できるようになった。ただ、まだ確定ではない。

理想のソーシャルセクターは当然この「ソーシャルアントレプレナー型・社会変革タイプ」だ。
このタイプの特徴は、「ビジョン→ミッション→行動指針→戦略」という教科書的企業づくりに則っているかどうか、という単純な指標に行き着く。

ビジョン(どういう社会にしたいか)、ミッション(そのための理念)、行動指針(ミッションの補足・下位概念)、戦略(法人戦略→各事業戦略→機能別〈人事・広報・企画等〉戦略)という流れは、どの企業・団体・ソーシャルセクターもできているかといえばそうではなさそうだ。

理念が苦手で、歴史的に「戦略」が不要だっ…

早稲田大学にサードプレイスを!!

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■ミッションや戦略話で熱い授業

縁あって、早稲田大学教育学部の小林敦子教授からご依頼を受け、12/16夜と12/17朝、2つの授業の特別講師みたいなかたちで早稲田の院生・学生相手に講師をしてきた。




12/16は院生と一般学生対象の講演(のようなもの)、12/17は学部2回生対象の授業だった。
12/16は、ひきこもり・ニート支援や高校生居場所カフェ(となりカフェ)プロジェクトの解説と「サードプレイス」の説明を中心に、12/17は、ソーシャルセクター分類とミッション・戦略などの解説を中心に行なった。


12/17の朝の授業では、朝イチということもあって最初は僕も学生のみなさんもテンション低めだったものの、ソーシャルセクターの解説あたりから学生のみなさんが聞き始め、ビジョン・ミッション・行動指針・戦略あたりになると、40人くらいの学生さんが文字通り目を開いて聞いていた。

後から聞くと、講義対象の2回生はサークル運営の主体であり、授業後のアンケートにも、ミッション等の考え方は「組織運営」に使えるということで関心をもったと書かれていた。

確かにミッションや戦略の話は何もソーシャルセクター限定ではなく、当然企業やその他団体運営にも活かせるだろう。
経営とは「戦略と組織」でもあるから、その上部概念であるビジョンからの落とし込みも含めて体系的に組織運営を行なっていくと(ビジョン→ミッション→行動指針→戦略〈①法人戦略、②事業戦略、③機能別戦略〉)、ブレがなくなる。

日本の場合、歴史的に戦争がなかったことから、戦略思考が苦手だとよく言われ、確かにソーシャルセクターの経営においても、各事業内の「財務(というか会計事務)と人事」を行なうことが経営であると勘違いしている方も多いと思う。

僕がこの3年間独学で学んできた範囲では、経営とはまずは「ビジョンとミッション」であり、それに基づいた「戦略」のことを指すと思う。各事業の人の配置や会計手法等は、重要ではあるものの経営の落とし込みの最終段階で訪れるものだ。




そうしないと、「目の前の課題」の解決にしゃかりきになるか、「ベンチャー」的に流行りに乗っていくかになってしまうだろう(だからこの記事ソーシャルセクターの2分類4タイプで書いたように、「目の前の課題解決型NPO」や「ソーシャル・アントレプレナー型ベンチャータイプNPO」が出現する)。

このようなことを2回生相手…

ソーシャルセクターの2分類4タイプ〜目の前の課題解決型とソーシャル・アントレプレナー型

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■ ①目の前の課題解決型と②ソーシャル・アントレプレナー型

これまで僕は、NPOをはじめとした「ソーシャルセクター」(「社会貢献」を前提としている法人……NPO以外に一般社団法人・株式会社・社会福祉法人等)をいくつかの種類に分類してきた。
それは、このブログ(ソーシャルセクターの分類)や下記のYouTube動画で提示してきた(内容的には再掲だが、とりあえずPart1を添付する。このブログ後半にはPart2もあるhttp://toroo4ever.blogspot.jp/2013/11/blog-post.html)。



その後いろいろ考えてきた結果、結局、ソーシャルセクターを下記の2分類4タイプに分けるのがいちばんわかりやすいと思い始めたので、これを決定版としてみる。

まず、ソーシャルセクターを以下の2分類に分ける。それは、

①目の前の課題解決型
②ソーシャル・アントレプレナー型

となる。
ソーシャル・アントレプレナーとは「社会起業家」のこと。ここではあえてカタカナにしている。
このようにおおまかに2つに分け、これらをさらに2つずつに分けていく。それは、


①目の前の課題解決型
 (1)委託事業タイプ(行政補完タイプ)
 (2)自主事業タイプ

②ソーシャル・アントレプレナー型
 (1)ベンチャータイプ  (2)社会変革タイプ
となる。大きく、目の前の課題解決型とソーシャル・アントレプレナーの2つの分類ができ、目の前の課題解決型に委託事業タイプと自主事業タイプ、ソーシャル・アントレプレナー型にベンチャータイプと社会変革タイプがぶらさがる。

■「マネジメントより現場」


①はそれほど説明不要だろう。社会問題に向き合う任意団体は、目の前に大きな課題を抱え、向き合う理由を持っている(ひきこもり問題の解決等)。
そのためにまずは自主事業を立ち上げるが、この10年ばかりは行政の委託事業も広がり、周囲のすすめに応じてそうした委託事業も始める。

そうすると事業規模が拡大し、自主事業だけではフォローしきれなかった多くの課題と向き合うことができる。
が、同時に、対象や課題が拡大してしまい、またスタッフも多く抱えることから、当初の目的が分散し始める。

それは、a.対象の拡大化(当初の目の前の課題が拡大分散化)、b.それらをこなすために急場しのぎのスタッフ雇用という、2つのパターンで説明できる。
急拡大したソーシャルセクターは、マネジメン…

サポステ、「サバイバー」を支援する矛盾

■「山場」

タイトルの「サバイバー」とは、虐待やPTSDからの生還者・回復者のことではなく、単に高校中退という一つの関門をくぐり抜けた高校生たちのことを指す。

困難校を中心に、現在、高校生には高校中退という壁が待っている。それは通常の高校では1年生の1学期後半から2学期後半にかけて訪れるという。
高校によっては(2部制等)2年生後半に「山場」があるそうだが、通常の全日制では1年生の早いうちに中退の壁が立ちふさがる。

中退の原因は挙げだしたらきりがなく、また、このブログ記事(新しい孤独〜2013年の子ども若者)で書いたように、階級社会化の中での子ども若者問題の「単独化(これまでのように共通した問題として10代の悩みを語れない)」現象から、なかなか中退の原因を一言で表現することが難しい。

階級社会化が原因の根底にあるのは確かなものの、その原因をたとえば生徒や保護者に集約することなどはとてもできない。
保護者も子どもも、みな懸命に生きている。生きている中で種々の問題が生じてくるが、それを責めることは僕にはとてもできない。

ただ事実として、高校1年の夏前から冬前にかけて、高校中退という壁が多くの生徒達に立ちふさがっている(それをくぐり抜けたものをここでは「サバイバー」と呼ぼう)。

■元気な層を焦点化

それを食い止める、あるいは食い止めることができない場合は「よりよい中退」の道を探るのが、「地域若者サポートステーション」の大きな仕事のはずだ。
が、現在、サポステのこれからのかたちは、いろいろな話を総合して考えると、逆の方向に向かっているように思える。

それは、ひきこもり・ニート層の中でも比較的元気な層に焦点を当て、その層を手厚くフォローして一人でも多く就労させるという道だ。

その比較的元気な層を、「準フリーター」と呼んでもいいし「レイブル(レイトブルーマー)」と呼んでもいい。キャリアカウンセリングや就労実習を経て、短期間で就労(多くはアルバイトだろう)の道を歩める層が実際に存在する。

そのこと自体は喜ばしく、その層が着実に社会参加していくことを願う。
ただ、そうした準フリーター層を焦点化することで、社会参加に時間がかかる層、つまりはニート・ひきこもりの大多数が「潜在化」してしまうという問題がある。

若者の労働資源化を急ぐ政策立案者サイドからすると、このように準フリーター層に絞り込んで支援し、その層に税金…

若手の臨床心理士さんが苦手です

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■ずっと尊敬してきた

11月は結局ずっと忙しく、せっかくBLOGOS(BLOGOS田中俊英)とリンクできたというのに(実は当ブログ開始時からの目標だった)、新しい記事を書く時間がなく、焦っていた。
このままではどんどん更新日時が空いてしまう。ショートブログでもいいので書いてみることにする。

臨床心理士といえば僕は、精神分析とリンクして考えてしまい、フロイトやユングやメラニー・クラインや河合隼雄等、その評価はさておき、若い頃にずいぶん読んだ記憶もありそれなりに影響も受けたことから、若干の憧れをもってこれまで接してきた。



たとえば僕がいちばん読んだフロイトでいうと、その臨床家的保守性(なんでも精神的な病気にしてしまう)を打ち消してしまうほどの、無意識の構造や「欲動」や「欲望」等、挙げだしたらきりがないたくさんの根源的考察を行なっている。
その考察を、現代思想のドゥルーズやデリダも自分の理論に取り入れているほとで、規範的には保守的なものの、人間存在のあり方の考察に関しては、過激な現代思想に影響を与えるほど根源的だ。

だから僕は、フロイト等を底流にした臨床心理学と、それが元になっている臨床心理士を尊敬してきた。

が、最近仕事で若い臨床心理士たち(その卵を含む)と接するたびに、「あれ?」と思うことが多くなった。
彼ら彼女ら若手の臨床心理士たちは、フロイトが持っていた人間存在に対するラディカルな考察はまったくなく、フロイトたちがもつある種の(19世紀的といってもいい古くて既存の)価値だけはフロイト以上に強力に持つ。

■教師よりも保守的

強いていうと、生徒に規範を伝えるのが仕事であるであろう教師たちよりも強固な社会的規範に包まれているように感じるのだ。

教師は、規範やルールを伝えることが自分の仕事に含まれていることをアイロニカルに表現される方も多く、そうした苦笑いの中に僕はプロとしての共感を抱く。
先生である以上、仕方ないけれどもこの社会の取り組みを伝える義務が我々にはある、というある種の清さだ。

これに対して臨床心理士は自らの保守性に無自覚な方が多い。無自覚的に、社会の中心的な規範に乗っている。その無自覚な価値を抱いたまま、規範から一時的にずれる生徒たち若者たちと接していく。
その無自覚な保守性が、傷つきの最底辺にいる子ども若者をさらに追い込むような気が僕などはするのだが、…

「セット」と「光」

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■住吉区フォーラムの成功と「新しい孤独」

11/15に開いた、住吉区子ども若者サポートシステムづくりのフォーラム「子ども若者の『ホーム』レスとは?」は、なんと180名弱の方にお越しいただき、キックオフイベントらしい議論の拡散はさておき、その規模において予想以上の成功となった。
その報告はこのYahoo!ブログ「新しい孤独」にも書いた。

Yahoo!ブログのタイトルにもあるように、「新しい孤独」という新概念に辿り着いたことも、僕にとってはある種の達成感があり、高校生支援を中心とした毎日のありようとは別レベルで、なんとなく今週の僕はぼんやりしている。

まあ、こんなぼんやり回があってもいいか。前のNPOをやめて半年、僕なりにがんばってきたし、今回くらいは大目に見てくださいね。

■『サードプレイス』はおもしろい

そんなわけで、思いつくまま。
いずれきちんと書評を書くつもりだが、訳されたばかりのオルデンバーグ『サードプレイス』(みすず書房)は、かなりおもしろい。みすずの本なので4200円と高価だが、「居場所」や「若者カフェ」等に関心ある方はたくさんのヒントをもらえると思う。

おそらく、これまで感覚的に語られてきた「居場所」について理論化した初めての本なのではないだろうか(あとがきにあるように、老男性学者にありがちなジェンダーバイアス等は我慢して読まなければいけないが)。

1〜4章の理論編は、理論のようでエッセイ調の構成だから読みやすく、この部分が本書の白眉だろう。
「居場所」的支援メニューを検討されている施設は、公民関係なく参考になる。

哲学好きの僕は、サードプレイスでの人間関係が、「個人」対象ではなく(これはファーストプレイス=家庭やセカンドプレイス=職場・学校での人間関係)、「セット」として、つまり複数の「人間たち」と自分、というコミュニケーションが基板になっているという説明がおもしろかった。

かたまり、つまり「群れ」のような人間の集まり全体に出会うために、サードプレイスを人は訪れる。
そこでは、家庭や職場のような「個人」中心に出会っていくのではなく、サードプレイスにいる人々全員との交流がまずは先にある。
だから、具体的な個人が1時間の中で次々に入れ替わったとしても、それは自分を避けたのではなく、1時間の中で「セット」の構成要素が次々と変化している、と捉えることができ…

「日本のソーシャルセクター」動画と、住吉区フォーラム

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■明日、子ども若者「ホーム」レス・フォーラム

ドーナツトークの今年の目玉事業の一つ、住吉区子ども若者サポートシステムづくりの、秋の大型フォーラムの季節がやってきた(下チラシ)。
例年この時期はシンポジウムやフォーラムを手がけてきたが、今年は独立初年度ということもあり、なかなか感慨深い。




ただ、大阪市南部での大きなフォーラムは今回が初めてであり、今までのように大阪市北部でとってきた方法論がそのまま適応できず不安なのも事実だ。
区単独の事業なことから予約受付も行なっていない。定員100名ではあるが、まったく集客数はよめていないので、ご関心ある方はどうぞお越しください。

ひきこもりや発達障がい等の従来の青少年問題と、貧困や虐待等の最新の青少年問題について、5人の論者が直球で語ります。




■動画解説「日本のソーシャルセクター」
それとは別に、先週の土曜日9日は、第3回NPOユースカフェ「ソーシャルアントレプレナー型社会変革タイプNPOとは何か」を開催した。 小規模な集まりではあったものの、議論の内容は非常に濃厚なものとなった。
冒頭、僕が「日本のソーシャルセクター」分類を行ない、その動画をやっとyoutubeにアップロードできたので、ここにリンクしてみよう。
日本のソーシャルセクター1 ①目の前の課題解決型、②-1ソーシャル・アントレプレナー型ベンチャータイプ、 ②-2ソーシャル・アントレプレナー型社会変革タイプ、③行政補完型

日本のソーシャルセクター2 口頭で簡潔に説明たしのはこれが初めて

こうした分類は、論者によってさまざまなパターンを考案できるが、僕の3類型4タイプがその走りになればいいと思う。 このような分析を耐え抜き、やっと日本のソーシャルセクターは欧米のそれの影が見えてくるのだと考える。
このような議論がなければ、「NPOが不正◯百万円」等の大雑把な報道に反論することもできない。NPOは日本中に47,000もあり、もはやNPOという単称で呼べるものではないからだ。 NPO等のソーシャルセクター自身が、自己を説明できる言葉を獲得する必要がある。単なるボランタリーセクターで甘えられる時代は過ぎ去った。★






イベント①ソーシャル・アントレプレナー社会変革タイプ、②tameruカフェ、そして「オープンとなりカフェ」と住吉区フォーラム

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■秋はイベント

秋はイベントのシーズンだが、どうしても僕はそんなイベントの宣伝より前に、自分の書きたいことを気ままに優先してきた。
が、あまりにイベントが重なってきたため、そうも言ってられなくなった。

今回は、11月の半ば頃までに開く予定の、ドーナツトークが直接関係するものを以下に並べてみよう。

■「ソーシャル・アントレプレナー型社会変革タイプとは?」11/9am、NPOユースカフェ

以下、Facebookの宣伝文より。僕が書いた。

⇒NPOユースカフェ③ 「ソーシャル・アントレプレナー型社会変革タイプとは?〜NPO事業マネジメントを通して」

3回目の「NPOユースカフェ」(初回「公共性」、2回目「権力と支援者」)は、「ソーシャル・アントレプレナー型社会変革タイプとは?〜NPO事業マネジメントを通して」をとりあげます。

僕は、現在あるNPOを、①目の前の課題解決型、②-1ソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)型ベンチャータイプ、②-2ソーシャル・アントレプレナー型社会変革タイプ、③行政補完型の、3種類4タイプに類別しました。

国内NPOは47,000を超え、「解散(倒産)」NPOもここ半年で1,000件に迫るなか、「自己実現』や「団体存続」のために法人化する「最初の15年」はついに終わりがきたように思えます。

これからは、「マネジメント」をどう捉えるかが、ポイントになっています。
マネジメントという視点からNPO運営を見ていくことが必須の時代になってきたということです。

その際、上の類別は、ある程度役に立つでしょう。

ここでは、「事業マネジメント」を通して、NPO運営の現実を検討していきます。

いつものように田中から問題提起した後、参加者が「カフェ」形式で対話していきます。

※場所は、テーマに連接するようNPO系の施設を探しましたが無理だったため、次善の策として大阪ボランティア協会にしました。みなさまのご参加をお待ちしています。
(一般社団法人officeドーナツトーク 代表・田中俊英)

■参加費 500円
■定員 10名
■日時 11/9(土) 10:00〜12:00
■場所 大阪ボランティア協会・キャンバス谷町(京阪天満橋駅14番出口から徒歩8分、地下鉄天満橋駅3番出口、谷町四丁目駅1番出口から徒歩4分)http://osakavol.org/10/access/
■講師 田中俊英(o…

「変な大人」とは「クィアな人」のこと〜「変な大人」論13

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■ジェンダー・トラブル
最近「クィア理論」との絡みから、また「変な大人」論で新展開をひらめいたので(まあそんなたいしたことでもないが)、忘れないうちにブログっておこう。 その前に、これまでの「変な大人」話のいくつかを下に貼り付けておく。 癒やしのパンダ〜究極の「変な大人」グールドもニール・ヤングも変な大人変な大人はなぜ子どもに慕われるのか⑪ 変な大人は「変な待ち方」をする〜変な大人論12


「クィア」とは通常ジェンダー・セクシュアリティ問題のなかで語られる用語で、通常の性規範から意識的に逸脱することで、性的マジョリティ(ヘテロセクシュアル)が無意識的に抱き振舞っている意識や行動を、クィアのパフォーマンスそのもので問いかけていくものだ。
具体的には、マツコやミッツ等の「おねぇ」の芸能人の方々を思い浮かべていただきたい。彼女らは最初は仕方なくだったのだろうが、ある時点からあえて「変」を戦略的に使うようになったと推察する。
その戦略的「変さ」は確信的なゆえに、ヘテロの人々の何かを根底から揺さぶる。 ヘテロを自認する僕も揺さぶれ、時々自分自身を問うこともあるが、僕はジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』がフェイバリット本(同書がクィア理論のバイブルだと思う)だったりするから、そんなに揺さぶられることはない。
が、マツコもミッツも、性規範に関してはラディカルではあるが、その他社会規範に関してはいたって普通、いや普通どころか極めて保守的だったりする。 単に「性逸脱者」という視点から思い切ったことをずばっと言うから聞いてるこちらはスッとするものの、言ってる中身は単なるオヤジの説教と変わりないという話題も結構ある(たとえば「そりゃ人間は働いてナンボよ!!」とか言ってると思う)。
性に関しては「クィア」であっても、「働く」や「学校に行く」に関してはそれほどクィアではない(ただそれら概念と隣接する「結婚する」「家族を持つ」等に関してはいたってラディカルだから、僕は彼女らを信頼している)。
■「プレイ」ギャルソン
「変な大人」は、一般の規範から若干ずれており、それを不登校・ひきこもり・ニートの子ども若者たちに言葉や行動で提示することで、子ども若者を一時的に「癒やす」ことができるというのは、これまでの変な大人論の中でしつこいほど述べてきた。
そして、子ども若者が徐々に「社会参加」で…

「脱タコツボ」が、やっとできそう

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■丸山真男とマトゥラーナ/ヴァレラ

この2週間は3年前の脳出血で倒れる前くらいまでとはいかないが、夜の宴会系は一切ないものの、昼間だけ見るとむしろ3年前よりも忙しくなってきて微妙にヤバい。
だから休める仕事から休んでいくとなると、当ブログはその第一候補になるため、2週間更新を自粛してきた。

が、元々こうした気軽なエッセイは趣味だから、実は書きたくてうずうずしていたのだ。で今日は、久しぶりの「自団体(ドーナツトーク)だけで過ごせる」1日だから、書いてみることにする。

今回のテーマは、「脱タコツボ」と、それを可能にするための「組織の3オーダーの分析」だ。




53年前に丸山真男が『日本の思想』(岩波新書)で日本のタコツボ社会(組織の大小に関わらず日本では「内/外」の区別を明確に行ない、これが社会の硬直化を生む)に苦言を呈し、僕はそれを20代で読んで以来ずっと「脱タコツボ」を目指してきたが、ここのところやっと可能性が見えてきた。




組織の3オーダーについては、こんなこと。
マトゥラーナとヴァレラが『知恵の樹』(ちくま学芸文庫)で提示した、生物界の階層の3オーダー(細胞レベル・個体レベル・社会組織レベル)は、いろいろ応用が効き、システム論の専門家には怒られるかもしれないが、僕は、ソーシャルセクター(あるいは組織全般)が行なう仕事の3オーダー(現場・事業マネジメント・法人マネジメント)にも適用可能ではないかと思っている。

そして、そのように組織で行なう仕事を分析することが、上の「脱タコツボ」を現実化するためにはわりと役立つと考えている。

■組織の3階層

子ども若者支援ソーシャルセクターの業務においては、以下の3オーダー(階層)が同時進行している。

それは、①現場支援、②事業マネジメント、③法人マネジメントの3オーダーだ。
支援者は若手も含めて①が業務のほとんどだと思い込んでいるかもしれないが、事業を運営する②のレベルがおろそかになると、一気に事業全体がバラバラになる。

たとえば僕がいろいろなかたちで関与する「高校中退・不登校フォローアップ事業」においては、高校生が放課後や昼休みに訪れる◯◯カフェ(となりカフェ・かめカフェ・めいぷるカフェ等)で、高校生はどのような状態なのかを把握しどのような支援を行なうかを検討することが①のレベルになる。
これを吟味して昇華していくことが、支援レベルの向上につながる。

しかし、…