地雷~父と母にとっての最初のステップ

★お知らせ★「3世代NPOと『公共性』~オルタナティブ、シェア、“Z”世代」(1/19、デザインクリエィティブセンター神戸)参加者募集!!
開催日まで当ブログ冒頭で申し込み状況を報告していきますね。またその状況は、Facebookのイベントページで検索していただければすぐに見つけることができます(たぶん、田中ほかの「友だち」になる必要がないので気楽)。

ちなみにこの3日間で1名のお申し込みがありました(ありがとうございます~)。ミートアップというイベントの性格上、youtube発信するとはいえ、20名はほしいところ。こうしてネットで報告していくというのも、実験的な当イベントならではですね。

さて、今回のイベントの意味が僕にもうすうすわかってきました(今頃!!)。

「公共性」のウラには、以下のテーマが潜んでいます。
①公共性と行政/委託事業 ②公共性と寄付 ③公共性と中間支援 ④公共性と民間/株式会社との連携

特に①と②は重要でしょう。ご関心ある方は、12/23の当ブログ「3世代NPOと“公共性”」でも場所等をご確認のうえ、淡路プラッツメール(awajiplatz@gmail.com)かtanakatosihide@facebook.comまでお申し込みください。参加費500円。みなさま、どうぞよろしくお願いします。


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■2013年は「地雷」論と「変な大人」論で!!


みなさま、あけましておめでとうございます。
今年も淡路プラッツと当ブログをよろしくお願いしますね。

さて、年が明けてのブログ第一弾は、昨年12月に茨木プラッツで行なった僕の講演から、「地雷」について説明した部分を動画で紹介する。



地雷①3つの地雷(仕事・親の健康・同級生)についてまず説明

ひきこもり青少年にとっての「地雷」とは、彼ら彼女らが触れてほしくない話題のことで、具体的には、拙著『ひきこもりから家族を考える』(岩波ブックレット『ひきこもりから家族を考える』)やビデオ①で説明しているように、「仕事・将来」と「親の健康」の2つに分かれる。
またビデオ①では、これに加えて当事者の「同級生」も提案している。

この地雷議論、これまで4年以上、何回も何回も語っているがまったく飽きられず、北は北海道から南は沖縄まで、どこで語っても聴衆の食いつきのいいテーマだ。
個人的には何となく飽きてしまったテーマではあるものの、それは僕の勝手な都合であって、引き続き現れ続けるひきこもり当事者の親御さんにとっては、今もたぶんこれからも新鮮な議論だろう。

この、これからもアクチュアルなテーマである「地雷」議論、前回の「変な大人」議論とともに、2013年はよりかたちにしていかなければならないだろうということで、今年最初のテーマに持ってきた(どちらもかなりマニアックですが)。
2013年は、保護者向けには今回の「地雷」論、支援者向けには前回の「変な大人」論を、より一般向けのテクストにまとめていく時期が来たと思っている。

■親とは地雷を踏んでしまうもの


地雷②父はなぜ地雷を踏むのか~父のアイデンティティは「仕事」

地雷③母は無意識的に地雷を踏む

上のビデオ②では「父と地雷」について、ビデオ③では「母と地雷」について語っている。

いずれも4分そこそこの動画だが、動画を4分見るのは結構興味と集中力を必要とするので、どちらにしろ画像自体はiPhoneの遠めの固定画像だから、音だけ流していただければ幸いです。

この日、僕の講演の後、パネラーとのディスカッションに移ってから実は相当興味深い議論が巻き起こった。
それは、「そもそも親とは地雷を踏んでしまう存在であり、親に地雷を踏むなといっても無理。だからその対処法を考えることから始めましょう」という提言だった(パネラーの上田幸子さん〈ひきこもり家族支援ネット〉)。

僕も実はこの頃は上田さんのおっしゃる線で考え始めている。その、「地雷を踏むことを前提とした『親の動き方』」を提言することも、2013年のテーマになるだろう。★