「笑顔」と“Z”世代

※今週土曜日1/19に迫りました! イベント「3世代NPOと『公共性』〜オルタナティブ、シェア、“Z”世代」
http://www.facebook.com/events/386883714732978/(Facebook中の同イベント案内)
http://toroo4ever.blogspot.jp/2012/12/3npoz.html当ブログでの同イベント案内)

参加者はメール申し込みも含めると20名に到達しています。
当日は、ゲスト発表とミートアップ(話し合い)のあと、最後に簡単な提案をまとめ、ゲストも含めた出席者がそれぞれの媒体(Facebook・Twitter等)で発信していくことを目指します。
僕は、「オルタナティブNPO世代(60才前後)〜シェアNPO世代(35才前後)〜“Z”NPO世代(20代)」の区別をしたあと、最近当ブロクで言及している「NPOとNGOの区別」や「公共性とイノベーション」等について言及する予定です。
当日参加もオッケーです。みなさま、どうぞよろしくお願いします。

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■公共性とサードセクター

この前の週末、「兵庫NPOユース合宿」という、兵庫県にあるNPOの若手スタッフが集まって学び語り合う合宿があり、僕が講師と招待された。

そこで、最近当ブログでも言及している「公共性」とNPO的サードセクターの関係性について語ったのだが、参加者の発表や意見を通して僕も大切な発見をいくつかすることができた。

最近また日常業務に忙殺されていることもあってブログ執筆時間がつくれないのではあるが(うーん、再び働きすぎ感がただよってきた、あぶない、あぶない)、今回はそうした発見の一つを、以下、ショートブログにまとめてみよう。
逆光のワイキキビーチ。今回のテーマに合いそうな、なんとなくのイメージ写真。
■「笑顔」

前回の記事(企画書を忘れることがイノベーションになる)にも書いたとおり、この頃の僕は、NPOとしてのイノベーションは、行政の委託事業の中でも少し踏ん張れば可能ではないかと思うようになってきた。

それは、事業設計レベルにも起こるし、現場の支援レベルにも起こる。
ふたつのうち、支援レベルのイノベーションが例としてはわかりやすいだろう。

たとえば、“Z”世代(20代)がよく口にする「笑顔」という表現がある(「しんどい方に笑顔を浮かべてほしい」「自分の笑顔で人々を元気づけたい」等々)。

僕のようなひねくれ新人類世代(つまり“X”世代)からすると、彼ら彼女らのように無邪気に「笑顔」を称揚することはとてもできないのだが、“Z”世代はどうやら本気で人間の笑顔の素晴らしさを信じているらしい。
これは、2010年代以降の日本では、若者には当たり前となっていく価値観なのかもしれない。背景に東日本大震災等があると思われるため軽々しく評することはできないのだが、若者たちが笑顔をストレートに信じていることは事実のようだ。

このような「笑顔パワー」について、僕はこの頃、何らかのメニューにつくりあげることはできないかと夢想している(笑顔を題材にしたイベントや支援メニュー等)。たぶんもうすでにたくさんあると思われるが、「笑顔パワー」と、日本社会の青少年問題をもっと有機的につなぐアイデアはないものか。

■つづきは1/19イベントで!!

まあ「笑顔事業」など日本中にあふれているからここで取り上げるほどでもないのだけど、笑顔の肯定性をあえて強調するのが僕の周囲では“Z”世代に多いので、どうも気になる。

おそらく事業化レベルではなく、支援のスタイルのなかに、若者たちの「笑顔」を組み入れていくほうが世の中に受け入れやすいのでは、と思う。
「若者の笑顔」の効果を、もっと言語化できないか。それは、サービス利用者もサービスを提供する側も含む。

そこに、何らかのかたちで「公共性」を絡めることはできないものか(委託事業等のダイレクトなものでもいい)。

笑顔を無邪気に信じることができない僕は、僕自身が笑顔を素直に浮かべることはできないものの、笑顔に癒し癒される若者たちが生きるような仕組みづくりについて、協力したいと思っている。

以上、最後はまとまりのないまま書いてしまいました〜、上記1/19(土)イベントでは、もうちょっときちんとしゃべります〜★