変な大人増強計画〜イバショを社会のすみずみに撒くために〜 

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■「変な大人」を社会にばらまく

最近、Twitterの意味がやっとわかり、毎日5本くらいはツイートするようにしている。
忙しい現代人は、エッセイ程度のブログでさえ読まない。それは本当のことなんだとなぜか突然僕は実感し、それならばと、徹底的に真面目なネタをツイートするようにしている(当GoogleのBloggerとは連動していないらしく、上にリンクしているのみですが……)。

これは、カツオのたたきではなくなぜかレタスを狙う変な猫、マーちゃん。
本当は、ネコが社会にもっと受け入れられるだけで「自由」は散種されるのだが……


Yahoo!ニュースブログも含めて、毎日鬼のように僕は言葉を排出しているものの、それほど苦ではない。
たくさん思いつくんだから仕方ないや、とこの頃は笑いながら書いている。そこそこアクセスもあるし。

で、昨日Twitterしていてあらためて気づいたのは、「変な大人」がたくさん社会に種のようにしてばらまかれれば、変な大人は「イバショ(自由な空間)の住人」なのだから、若者たちあるいは現代人全体にとって一時的ストレス軽減なるのでは、ということだ。

昨日、京都精華大学の授業が終わり、ドゥルーズの「出来事」というテーマ(「一般性」の反対の、単独性〈その出来事は世界で毎回「初回」だということ〉)を自分なりに一所懸命学生さんたちに伝えたあとだったので、かなり疲れていた帰り道だった。

そういえば、京都精華大学は非常に自由そうに見える大学で、おまけにS友先生(まあ住友剛先生ですが)を筆頭とした「変な先生」ばかりで(一人ひとりは知らないが、毎回とる授業後の学生アンケートに結構書かれてる)、プラス学生さんたちのなかには高校時代それなりに不登校等で苦労した人たちがかなり見られ、それら学生さんたちがアンケートで「大学に来て救われた」とはっきり書いている。

S友先生は研究室で鍋なども学生と囲み、研究室そのものが文字通り「イバショ」になっている。
僕は、このような大学が(イバショだけではなく、マンガ学科を創設する等、かなりの戦略性が背景にあるような……)もっと全国に増え、ここに行政や安全な奨学金等の経済的扶助も加えていけば、ある一定の若者層のセーフティーネットになるのでは、とツイートしてみた。

■「高専」の拡大化では、何かがズレている

が、行政や奨学金を待っていると、あっという間に時間がすぎていくし、現実の経済的扶助のかたちは何か「ちょっと違う」ものになると思う。

たとえば、高校段階の職業訓練について、現在「高専」の拡大化の議論が進められているようだが、いやいや、高専みたいな「できる」人たちのための「できる」職業訓練ではなく、もっと、コンビニとかヘルパーとか、現実的な職業訓練を受けられる高校が必要なのだ。

従来のようにバイト体験によって日本国内にある「高度なサービス業」を学ぶのはすでに限界で、サービス業の意味や作業内容のいわば「科学的」捉え方によって、学びとして体系的に伝えていく必要がある。
単なる経験主義では「高度なサービス業」のエッセンスまで学べない。

このように、行政や政治を待っていると、「サイレントメジャー(いまの大勢の若者たちの静かなる要望)」的ニーズをなかなか拾えない。
だから僕は、順序を逆転して考えることにした。

■ウォーキング・イバショ

つまり、イバショをシステム的に創設することも重要だが、それよりも、イバショの住人である「変(自由)な大人」を毎年毎年育成していき、変な大人を雇用してもいいと思う職場(NPOになるか株式会社になるか行政になるかわからないが、いずれにしろ体系的な人事戦略は描けていないところが多いだろうから案外潜り込める)にこっそり・ひっそりと入れ込んでいくのだ。

そして、そうした変な大人の活動によって、半年後から2年程度かけて、その職場を段階的に「イバショ」に変えていく。
もちろん、そうした職場全体がイバショになるわけないから、職場内に「イバショ」をこっそりひっそりとつくってしまうか、その変な大人の活動自体が自由な空気を生み出し、変な大人自体が「歩くイバショ」つまりは「ウォーキング・イバショ」になってしまう。

そんな感じで、ひっそりと日本に「自由」を植え付けていく。変な大人にはできるだけ子ども・若者が利用している施設で働いてもらうことが望ましいが、若者が働く職場でも別に構わない。

自由な価値観・何ごとからも開放された考え方をもつ「変な大人」が、ひっそりこっそりと日本全国に広がっていけば、その変な大人たちがいるまわりだけは「自由」が創出されているだろうから、子ども・若者たちは一時的にそこで和め、別の価値観を学ぶ。
いずれは、元の規範社会に戻っていくにしろ、変な大人とともに過ごす数年間が、子ども・若者にとって貴重な体験となっていくだろう。

■「変な大人増殖計画〜自由・権力・『出来事』・『聴くこと』」

ためしに、8/3(土)10:00に予定してる「NPOユースカフェ2」をその場としてみたい。
場所は前と違って「市民交流センターひがしよどがわ」を予定している。時間は、10時から。
内容は、上の変な大人増殖計画に加えて、僕が京都精華大学で学生さんたちに伝えているものをちょっとアレンジしてお届けします。

京都精華大学は、京都・宝ヶ池の国際会議場の近くにあり、「一度聴講してみたいけれど、なかなか時間がとれなくて……」という方も、実は何人かいらっしゃる。そうした方も是非、8/3のユースカフェ2(この名前も変えなきゃね)にお越しください。

いまのところのタイトルは、「変な大人増殖計画〜自由・権力・『出来事』・『聴くこと』」
つまりは、京都精華大学の講義の内容を凝縮したものでもあります。
8/3(土)10:00〜 市民交流センターひがしよどがわ(地図はhttp://www.city.osaka.lg.jp/shimin/page/0000064684.html)で!! またFacebookでも宣伝しますね。★