「50年後の新世界と多様性」記事は、実はゴール

最初、IT長者たちのアイスバケツには、まだノブレスのユーモアがあった。


■Yahoo!記事を振り返る

この頃はすっかり忙しくなってしまい、週1回ブログを書ける時間を確保できればいいほうだ。
そうなると、アクセスが数千は必ず達する「Yahoo!ニュース個人」(http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakatoshihide/)についつい注力してしまい、このGoogleブログをあとまわしにしてしまう。

おまけに、シェアコロの石井さんと始めた「無風状態」(https://note.mu/mufuujoutai)も絶好調で、楽しいあまりこれが週3回以上は更新してしまうため、またもや当Googleブログがあとまわしになる。

で、考えたのが、メタ的企画。主としてYahoo!記事を中心に、「この記事の意図はこういうものだった」と少し遅れて振り返っていくことにした。

■アイスバケツ

最近では、このYahoo!記事「アイスバケツチャレンジはノブレス・オブリージュか」(http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakatoshihide/20140820-00038423/)がアクセス数が5,000程度に上った。
もう話題はとっくに過ぎているが、これを書いた時はアイスバケツはまだ話題に登り始めた時だったので、これを一部アッパークラスの試みと断じる内容には満足している。

個人的には、このネイマールの「仲直りアイスバケツ」が、寄付にも仲直り(ワールドカップでネイマールをケガさせた選手を指名した)にも役立ったという点で、さすがネイマールと思った。



■ロングテール〜スーパーリッチ

あと、この記事「スーパーリッチな子どもと、貧困の子ども」も、ある日突然アクセスが2万に跳ね上がり、びっくりした記事だった。

Yahoo!をよく探索すると、子どもの貧困特集内に同記事がリンクされていることがわかった。
この記事自体は7月の記事であり、ロングテールとはいわないものの、1ヶ月前のブログは普通アクセスはゼロになるものだが、Yahoo!ニュースのように多くのアクセスがあり、かつ関連記事を積極的にリンクしてもらえる媒体では、今回のように「復活」もありなんだなと学んだ。

■ひとつの答え

最後、この最新記事(「少子高齢・多様性社会」として、50年かけて新世界となる
http://bylines.news.yahoo.co.jp/tanakatoshihide/20140905-00038857/)は、実は僕がここ10年近く考えてきた「少子高齢化社会」の問題に関する、ひとつの答えとなった記事だった。

少子高齢とネガティブに嘆くのではなく、ここに「多様性」をくっつけて、性的マイノリティをはじめとするさまざまな「マイナー」がより自由になれる世界に50年かけて生まれ変わるチャンスではないかという、ひとつの提言なのだった(すごく地味な提言だが)。

Yahoo!では、アイスバケツチャレンジのような時事ネタはすぐにアクセス数が跳ね上がる。けれども僕は別にブロガーとして有名になりたいわけではなく、ドーナツトークのミッションと自分の哲学的生き方に則って文章を書いている。

そう考えると、今回の「50年後の新世界と多様性」記事には満足した。が、アクセス自体は1,500程度で止まっている。★

本文とは関係ないが、プリンス「レインボーチルドレン」ジャケット